― まず、おふたりの出会いのきっかけを教えてください。
新郎・真吾さん(以下、真)
「友人が企画した、全部で8人くらいでの宅飲み(=自宅で行った飲み会)に参加したのが初めてでした。『あ、なんかカワいいコがいるな』っていう感じで…」(←ちょっと照れる)
新婦・幸恵さん(以下、幸)
「私は『好みのタイプだ〜。しかも優しそう』と思いました。」
― で、そこから交際に発展したと。
真 「いやいや。その場は連絡先も聞かずに終わってしまったんです。でも飲み会の会話の中で、地元が近いことがわかりましたし、コンビニエンスストアでアルバイトしてるっていうのを聞いたんですよね。
「これは行かねば」と思い(笑)、後日そのコンビニに買い物を装って(笑)、会いに行きました。」
― その気になる彼女は働いてました?
真 「はい。レジを打ってました。とりあえず挨拶はしてみたものの、どうしようかなーと思いながら適当な物をカゴに入れ、レジへ向かいました」
― でも、どうやってそこから先に発展させたのですか?お互いの顔はわかるとはいえ、仕事中の相手には「電話番号教えて」とか「メールアドレスを…」なんて、言いづらいでしょう。
幸 「私です(笑)。『ここで何もしなかったら、この人との“次”は無いな』と思ったんです。とっさに、私の方から彼の携帯電話の番号を聞きました」
― 二人ともスゴい行動力(笑)。ということは、おふたりとも飲み会の時の印象がすごく良かったというコトですね?
真・幸 「はい」(←かなり照れる)
真 「その後はふたりで遊びに行くことが多くなり、数か月後に正式に付き合い始めました。実は俺、結構初めの頃から結婚を意識してました。」
― いい話です(笑)。 その後「結婚しよう」と二人で決めた後、したことは何でしたか。
真 「まずお互いの親に報告&挨拶でしたね。
その後、ウェディングの専門情報誌を買ってみました。実は予算があまりかけれなかったので、いろいろ研究しようと思ったんです。
友達の家族からレストランウェディングは予算が抑え目で良かったという情報も聞いたり、たまたまその方面に詳しい友人もいたのでいろいろ聞かせてもらったり。」
幸 「専門式場もいくつか見に行きました。『思ったより(お金が)かかるなぁ』というのが正直な感想でした」
― ふたりがウェディング会場に選んだ「ウィステリア」はどうやって知ったのでしょう。
真 「さっきの“その方面に詳しい友達”に教えてもらったんです。料理がおいしいと聞きましたが、アポイントをとって見せてもらったら、広い芝生で結婚式ができるコトや、レストラン店内の雰囲気を気に入ってしまいました。何より料金も手頃でしたし、対応してくれたスタッフが話しやすい人だったのも印象が良かったです。」
― それはぐれいす(GRACE)のスタッフですね。でも、そういった“ブライダルプロデュース”“ウェディングプランナー”の会社を使うことに抵抗はありませんでしたか。
真 「正直言って、初めは『高くなるんじゃないかな?』と思いました。でも、初回から料金や見積りを教えてもらったので『そんなにお金がかかるものではないんだな』とわかりました」
― ウェディングの準備はどのように進みましたか。
真 「自分たちで出来ることは自分たちで!をコンセプトに掲げました。招待状、席次表、席札、荷札はすべて自分たちで作ったんです!…といっても作業はほとんど彼女がやりましたけど。その他も、特に滞ることなくスムースに進みました」
幸 「友人から、『結婚式や披露宴の準備はとっても大変だよ〜、いろいろやることが多くて』と聞かされていましたが、私たちは全くそんなことなかったです。逆に『こんなに余裕でいいのかな?』なんて心配になるくらい(笑)。初めに説明してくれたプランナーさんが担当してくれて、一緒に全てを早め早めで進めていきました。…ひょっとして事前準備のバタバタさ加減は、担当プランナーさんの力量によるところも大きいんでしょうか?」
― それはあると思いますよ。
さて、“レストランウェディング”に対してのご両親の心配などはなかったですか。
真 「基本的には私たちふたりに任せられていて、双方の両親とも心配はしていなかったようです。ただ、彼女のお父さんからは『来てくれた方々に失礼のないように』とアドバイスされました」
―ウェディングの本番当日を振り返ってみて、いかがでしたか。
真 「とにかく天気が気になりましたね。挙式そのものはレストラン内でもできるのですが、二人とも芝生の広がるガーデンでしたかったので。そのドキドキ感も良い思い出です。
式と披露宴も終わった時、男友達から『いいなぁ、ここ。俺もここで結婚式したい』って言われました。」
幸 「私の方の出席者にもレストランでのウェディングが初めての友人がいて、『雰囲気良かったし、すごく楽しかったよ!レストランウェディングっていいね』って言ってもらえたのが嬉しかったです。」
真 「あとは、披露宴で、我々新郎新婦の席とゲストの皆さんの席がとにかく近く、いい意味でとても“気楽”にできました。俺自身がかなり楽しかったです。」
幸 「かしこまってしまう雰囲気がゼロだったもんね〜」
真 「俺、堅苦しい・わざとらしいのはイヤなんです。新郎新婦のメインテーブルが、少し距離の離れた所に祀(まつ)り上げられている…なんていうのはガマンできない。」
幸 「実は以前に私たち、知り合いに頼まれて結婚式場のブライダルフェアの新郎新婦モデルをやったことがあるんです。建物はとてもステキでしたが、いざ新郎新婦席に座ったらゲストの席が遠くて、誰がどこにいるのかがはっきりとわからなかったんです。このフェアの経験はとてもタメになりました。」
― では、準備から当日までの全体を通しての、ご自身のウェディングへの評価は?
真 「“本当に良く出来た”、この一言に尽きます。事前の準備はしっかりできたし、自分たちで用意するモノも予定通りできました。当日は超☆楽しかったし、満足してます。
“反省点”はゼロですね。会場に選んだウィステリアも100点満点ですよ。」
― 準備から当日までの全体を通して、担当したぐれいす(GRACE)のプランナーはいかがでしたか。
幸 「他の会場を見て回っていた時に感じたのは、“丁寧だけどちょっと近寄りがたい”という雰囲気のスタッフさんが多かったというコトです。でも、ここは違った。ぐれいす(GRACE)のプランナーさんは優しくて明るくて、何でも話しやすかったです。」
真 「我々は、打ち合わせなのにプランナーさんと雑談が多かったですねぇ。こう、何というか、憎めないキャラというか…(笑)。お世辞と冗談は抜きにしても、100点を差し上げたいです。担当してくれるプランナーって、結局は、人柄というか人間性が大事だってことがわかりました。」
―これから結婚するカップルに、アドバイスをお願いします。
真 「“自分たちのできる範囲を、ある程度明確にしてから”、準備に入ると良いと思います。会場となる場所(立地)の面や、費用の点など。私たちは予算が限られていましたから、その点に絞り込んだので会場の選定がやり易かったと思います。
あと、特に新郎側の友人に関してですが、無理に余興をお願いした結果、あまり意味のない内容になってしまうことがあります。それならいっそカットした方が得策の場合もありますね。私たちのように、余興なしでも楽しく過ごせる環境の場所を選ぶのも一つの方法だと思います。」
幸 「決めなければいけないことがいくつもありますが、やれることは後回しにしないで早めに準備した方がいいですよ。期間や時間に余裕があった方が、何かあった時にも修正がききますし…。時間の余裕は心の余裕。お肌にも良いです(笑)」
― 恐れ入りました(笑)。 お忙しいところ、本日はありがとうございました。