― ご結婚おめでとうございます!パーティーから少し経ちましたが、落ち着かれましたか?
新郎・俊洋さん(以下、俊)
「はい、もう、ごくフツ―の生活で(笑)。ウェディングが終わったので打合せも必要ないですけど、今日は久しぶりの“ウェディング打ち合わせモード”です(笑)。」
― 今日は“打ち合わせ”というわけではありませんのでご安心を(笑)。今日も天気がいいですが、ウェディング当日はいかがでしたか?
新婦・かな子さん(以下、か)
「穏やかな日でした〜!数日前まで雨が落ちたりして心配したんですけど、当日は暑くも寒くもなく、雨の心配もなく。晴れ女の私のおかげ?(笑)」
― そういう事にしておきましょう(笑)。5月を選んだのには理由が?
俊 「俺の誕生日が5月27日(ウェディングの前日)なんですが、それは後付けの理由、というか(笑)。知り合って2か月くらいで付き合うことになり、その8〜9か月後には結婚する話をしてました。」
― 早っ(笑)。
か 「…そうなんですけど。結婚の話になったのが夏…ええと、8月で、その頃 彼からは『年末から年度末は仕事がとにかく忙しいから、来年の4月まで待って』と言われていたんです。そうすると4月まで待つじゃないですか。でも、いざ4月になったらこの人(=俊洋さん)、3か月くらい出張に行って帰ってこないんですよ。電話でしか話せない時期はちょっとキレそうになって、険悪な雰囲気が続いたこともありました」
俊 「仕事だし、仕方なかったんだけど…。反論できないところが悲しい(笑)。」
― ちょっと突っ込んだ事をお聞きしますが、お二人の出会いのきっかけはどういう経緯で…?
俊 「自分の実家から会社までのちょうど真ん中にあるコンビニエンスストアに、出勤の途中にいつも寄っていたんです。買うのは缶コーヒーと野菜ジュース、仕事中の給水用の1Lのペットボトルのお茶。彼女、そこでアルバイトしていたんですよ」
― ええーっ、ドラマのような設定ですね。でも、スタッフとお客さんという設定(笑)だけでは、コンビニ側としては仕事中でもあるし、なかなか先に進展しないような気がしますが…。
か 「その店は、コンビニなのに“地元に根ざしたお店”なんです。スタッフみんながお客様に話しかけるみたいな雰囲気が当たり前で…。いつも来ていて同じ商品しか買わない彼が、ある日お茶を1Lから500mlにサイズダウンしたんです。私、確か『今日はお茶、小さいんですね』みたいに言った気がします」
俊 「そうそう。その日からはレジを挟んで一言二言会話するようになったのですが、その後少しして、自分が休みなのに会社に行く用事があって私服だったことがあるんです。いつもの制服姿とは違ったので、レジの彼女に『今日はお休みですか?』と質問されました。俺は『今日はホントは休みなのに会社に行く用事があって。午後からはフリー』みたいな返事をしたら、午後は彼女も仕事が上がりだってことで。たまたま周りに別のスタッフもお客さんもいなくって、『じゃあ、どこか行く?』…みたいな。二人で初めて出掛けたのは、それがきっかけでしたね。」
― 休日出勤してみるもんですね(笑)。
俊 「ホントですよ(笑)。で、その後2か月後に付き合い始めて、結構、速いペースで結婚を意識し始めたな〜。さっきの話の通りで、俺の仕事が忙しくてなかなかスムースには行きませんでしたけどね」
― 結婚に向けての準備はどうでした?
俊 「堅いことはしたくなかったですが、男側から『何もしない』っていうのは彼女の家に対して失礼なんで、結納は略式で行いました。ウチの側から結納品は渡しましたが、あとは彼女の家で両家家族で会食しただけです」
か 「でも実は…結婚式そのものは…」
― “結婚式そのもの”は、…ですか?
俊 「実は、俺たち二人とも“結婚式否定派”だったんです。だって、小っ恥ずかしいじゃないですか、目立つコトするのって。結婚をわざわざ披露しなくても…という気持ちがありました。新郎新婦だからと言ってメインにはなりたくない、と言いますか…。お金がかかるコトや気遣いするのがわずらわしい、っていうのもありましたし。」
か 「はじめは二人で家族にも『(結婚式やパーティーは)やらないよ』って言っていたんです。ただ、式や披露宴をしたほうが親戚への報告は(一度に済むから)楽だよ、とは言われていて。そうしたら彼のお母さんと私の母から『ウェディングドレス姿が見たい』と言われて、じゃあ、親を立てる意味でもやるか…、っていう気持ちになりました」
俊 「なので、あくまでもスタンスは“両家の食事会”。それは最後まで崩しませんでした。ただ、準備を始めたら、どんどん面白くなっていきましたけど(笑)」
― なぜ会場にレストランを選んだんですか?
か 「専門情報誌とかを見ていて、彼のお母さんと『どういうところ(会場)がいいかなぁ』と何気なく話していたことがあったんです。お母さん曰く、「(結婚式で)お呼ばれしたことのない所がいい。レストランなんかいいんじゃない?」って。なるほど、と思って、エリアなどの理由からこの会場をピックアップしました」
俊 「会場がレストランだし、お願いする前はどうやって準備したらいいんだろうと思っていました。準備はぐれいす(GRACE)さんにお願いしましたが、会場がレストランだからウェディングのプロが必要だな、と思って納得でした」
― 会場(アー・アッラ・ゼータ)や、打ち合わせでのぐれいすの印象はいかがでした?
俊 「アー・アッラ・ゼータは、一面がガラス張りでそこから目の前の緑が左から右までばっちり見えるところが気に入りました。お店の広さや雰囲気も良かったです」
か 「打ち合わせが進んだ頃、ぐれいすの担当者さんに、当日着る予定のドレスの試着した時の写真を預けておきました。フローリスト担当の方と装飾生花の打ち合わせをする際も、その衣装の写真内容のことをきちんとわかってくれていて、私たちの希望する色や種類のイメージを完全に理解してくれました。些細なことですが、こういった横の連絡もスムースで、ありがたかったです。」
― いよいよ迎えたウェディング当日はどうでしたか?
か 「ぐれいすさんの提案で、普段はフラットで木の緑がいっぱいの、屋上スペースを挙式会場にしたんです。当日の朝、リハーサルのためにその屋上に行って、結婚式設営がされたのを初めて見て『わぁ〜い』と思いました。一気にテンション上がりましたよ〜(笑)
あと、披露宴での料理もすごく褒めれられました!さすがは食材と調理にこだわるお店。私の父(=料理人)も、おいしかったとべた褒めだったんですよ。」
俊 「お店の前に広いスペースがあって、甥っ子姪っ子とかの子供がパーティーに飽きても遊べたのも良かったな」
か 「それと、私はお色直しをせずにドレスを初めから最後まで1着で通したのですが、大正解でしたね〜!私たちの場合、あのアットホームな雰囲気の中で“色直し中座”はナシでしょ(笑)。私、100点満点の結婚式ができました。」
俊 「俺は、(仕事で)もう少し出張が少なければもっと準備に参加できたんで、その分をマイナスして85点かな〜(笑)。あ、そうそう、当日の料理もほとんど食べれたのに、俺としたことがパスタだけ逃しちゃって。そこもマイナス5点だ(笑)」
― では、ぐれいす(GRACE)を利用して、ズバリ、いかがでしたか?
俊 「本当に感謝してます。ホームページやブログを見て『ここ(=ぐれいす)は間違いないな』と思ったんですけど、その通りでした。担当者さんとのウェディングの打ち合わせは嬉しかったし、楽しみでした。周りから、よく『結婚式の準備は大変だった』と聞きますけど、上手にサポートしてもらったので、大変では“全く”なかったですね。
言い方は失礼かもしれませんけど、担当のプランナーさんは、対応が“仕事・仕事”していないのがすごく良かったです。気さくっていうか、人間味があるっていうか…。点数は、100点中120点!マイナス点は一切ないです。いやぁしかし、あの人(=ぐれいす担当者)、色んなコトやってるよ。講演とか、(専門学校の)先生とか…(笑)。」
― その通りだと思います(笑)。では、これから結婚準備をされるカップルさんに、アドバイスをいただきたいのですが。
か 「ウェディングの日にちと会場が決まる決まらないに関わらず、“呼びたいゲストのリストアップ”は早いうちにやっておくと後が楽ですよ。」
俊 「そう、とにかく時間には余裕を持った方がいい。もし時間がない場合なら、やらなきゃいけないことを少しでも前倒しでやるっていうことですね。俺みたいに、仕事で準備が中断することがあるかもしれないんですよ(苦笑)。あとは、ゲストのバスやタクシー等の移動の車を用意する場合、準備はプランナーさんにお願いできても、さすがに細かいカウントは自分たちでしなきゃいけない。事前に、早めにチェックするのをお勧めします。親戚関係ならまず親に聞いてみるとか、友達なら直接本人に聞いてみても良いと思います。間際になってバタバタすると焦りますよ」
― “仕事で準備がとどこおる”のは要注意なんですね(笑)。本日はありがとうございました。