― この度はご結婚おめでとうございます。
お腹もだいぶ大きくなりましたね〜。
新婦・美沙子さん(以下、美)
「つい最近、男の子か女の子かがわかったんですよ〜。
どっちだと思います?」
― ええっと、このお腹の出っ張り方だと…
えっ?。 …外れましたね。
美 「今はお腹の中の姿も3Dで見れるので、“出ているもの”(笑)が有るか無いかが、判りやすいんです」
― 結婚式と披露宴が終わって少し経ちましたが、落ち着かれましたか?
新郎・憂さん(以下、憂)
「もう、すっかり。仕事帰りに疲れて眠くなり、住まいの前までやっと辿り着いて駐車場に
車を駐めて、そのまま車中で寝てしまったこともあります」
美 「近所の方の目もあるのでやめてほしいんですよね…(苦笑)」
― 居眠り運転にはくれぐれも気を付けてくださいね、憂さん。さて、もともとお二人が知り合うきっかけはどういうところからだったのですか?
憂 「う〜んと、何と言えばいいか…。解り易く言うと、“ある店のお客同士”っていうところです」
― 共通のお店のお客さん…っていうことは、飲み屋さんとかですか?
美 「いえいえ違います、雑貨屋さんです。そこは沖縄のグッズを扱っているショップだったのですが、私は毎日のように通っていました。彼も月に2回くらいのペースで来ていたみたいです」
― でもそれだと、いわゆる“男女の出会い”には発展しないと思うのですが…。
美 「実は、その店員さんっていう方がとても気さくな女性で、ある日、当時目の前にあったご飯屋さんでご飯を食べようということになったんです。その時たまたま居たのが私と彼と、もう一人のお客さん。この3名の客はそれぞれその店員さんと仲良しだったのですが、3人とも全く面識はありませんでした。」
― そこでちょっとお酒でも飲みながら、少しずつ意気投合したとか。
憂 「いえ、それはお昼でしたので、アルコール抜きです。しかもご飯屋さんっていうのはおにぎり屋さんで、カウンター席に4人で並んでおにぎりを食べました」
― ええっ〜、かなりオカシイい図ですね。
美 「そうですよね(笑)。そのカウンターでは、まずその店員さんともう一人のお客さんが座り、その次に私と彼がという並びで座ったんです。その店員さんはそのもう一人の方と話が盛り上がっていました」
憂 「そうすると、こっちの我々ふたりは、何か話さないと気まずいわけですよ。一所懸命、会話をつなげました。俺、人見知りするタイプなんですけど、頑張りました(笑)」
― それが初対面、っていうわけですよね。その時のお互いの第一印象は?
憂 「う〜ん、あまり覚えてない、っていうのが正直なところ。“ごくフツ―”っていう感じです。インパクトなし(笑)。 (年齢が)若いな、とは思いましたけど」
美 「私の方はかなり悪い(笑)。初対面なのにいろいろ話してくるので、なんでこの人こんなに攻めてくるんだろう、って(笑)。話し慣れてる感じだし、“ぱっと見”がチャラチャラしてるので、今後はもう話すこともないだろうな…、というのがその時の印象です」
― このままではマズいですね(笑)。どうやって、次の展開に発展したんですか。
憂 「その場では携帯(電話)の番号とアドレスは赤外線で交換しましたけど、それっきり。で、俺が2週間後位にその店に行った時、彼女が居たんですが、なぜか店の外に座って落ち込んでいるんです。例の店員さんから『励ましてきてよ』と言われて…。ちょっとためらいましたが、意を決して『知らない相手(=自分)になら言えることもあるかもしれない。しゃべったらすっきりするかもよ』と彼女に声を掛けました」
美 「『…この人、サイアクだった第一印象とは違う』と思いました。結構優しくって、印象が180度変わりました」
憂 「それから後は、俺から連絡をして、二人でよく遊びにいきました。ドライブとか。」
― …で、お付き合いが始まったんですね。その後、結婚話が出てくるのはいつ頃ですか?
憂 「出会いのきっかけのお食事会(笑)から3カ月くらいで付き合うことになりました。でも、な〜んとなく、初めの頃から二人とも結婚を意識してたんですよね」
美 「そうそう(深くうなずく)。でも、なかなかエイッというきっかけがないまま5年が経ったころ、彼のお母さんがきっかけをくれたんです。私が彼の家に遊びに行ったとき、お母さんが『いつ結婚するの?』って心配そうに聞いてきて。早速、彼に報告したら、『そっか、じゃあ挨拶に行くか』と言ってくれ、ウチの親に正式に挨拶に来てくれました」
― 行動がスピーディーですね(笑)。挨拶の後はどんなことを?
憂 「ウェディングをする会場を探さなければ、と思いました。あまり大人数を呼ばないで、アットホームな雰囲気で、新郎新婦席からゲストの席が近いレストランウェディングに興味がありました。彼女の経験者の友達が『レストランウェディングは料理が美味しいよ』と教えてくれたのもあったし。」
美 「ホームページでぐれいす(GRACE)さんをチェックして、早速話を聞きに行きました。まあとりあえず話だけならタダだし…という感じでした。」
― ぐれいす(GRACE)ではレストランウェディングについてどの位の情報を教えてくれるんですか。
美 「もう、全部です(笑)。私たちの条件に合う幾つかのお店について詳しく教えてもらって。でもやっぱり自分の目で確かめないと…と言ってくれて、担当者さんにお店まで案内してもらっちゃいました」
― それは使い倒しましたね(笑)。その担当者はどうしたか?
憂 「すっごくフレンドリーな対応をしてくれました。実は俺たち、ガチガチに緊張して行ったんですけど(笑)、お店側の受け入れ体制が何ともイイんです。丁寧なんだけど他人行儀でない、っていうか…」
美 「『こんな事聞いていいのかな』とためらうことは一切なくて、何でもかんでも聞けちゃいました」
― その後、正式に“ぐれいすを利用しよう”と判断した決め手は何でしょう。
美 「初めにお店に行った時に、いろんな説明で私たちのウェディングのイメージがはっきりとできたんです。もうここだ!って感じで、他に選択肢はなかったよね」
憂 「決して、勧誘されたわけでもないんですよ。そもそも初回は話を聞きに行っただけ。そういえば、会場となるレストランを決める時も、俺の心は早いうちからあそこ(=アペティ)に決まってたな」
美 「私は迷ってたんだよね〜。でも、会場の下見の時はお互いの両親を連れて行ったら、一同が『ここだ!』って感じでアペティに決まりました」
― なぜアペティに?
美 「お店の雰囲気ですね〜、あとは万一の天候にも左右されないし。
ランチも食べて、全会一致でした(笑)」
― ウェディングの準備はスムースに進みましたか?
美 「この人(=憂さん)、すごくマイペースなんです。
なかなか動いてくれないので、ちょっとストレス溜まりました」
憂 「大物はゆっくり腰を上げるんだよ(笑)」
美 「でも、準備は何もかもが初めてでしたけど、楽しかった!
引菓子選ぶのにはかなり悩んだな〜」
― 当日を終えてみて、感想はいかがですか?
美 「とにかく、楽しかった!ゲストの皆さんと席が近くって、私たちが新郎新婦席に着いても近くの人と会話ができて、希望していた通りのイメージでした。全てを考えても、満足でいっぱいです。あと、私たち(新郎新婦)の着付ルームにはパーティー会場の声も聞こえてくるので、お色直しで中座している時も友人たちの楽しそうに盛り上がっている声がよく聞こえてきて、楽しんでもらえてるのが嬉しかったですね」
憂 「料理、美味しかったですよ。俺、完食しましたし。」
― え〜っ、それはすごい。いそうで実際にはなかなかいない新郎ですね(笑)。周りの反応はいかがでした?
憂 「友達から『こういうカタチ(=レストランウェディング)もアリだな』と褒められました。あとは、俺たち(新郎新婦と両親)が気に入ったのと同様に、窓からの景色が良いのは来てくれた人達からは評判よかったですね。」
美 「職場の方々からは『皆んなの距離が近かったせいか、ゲスト全員が知り合いみたいに会場全体がアットホームだった』って。私たちの狙いはぴったり的中でした」
― ぐれいすを利用してみて、準備から当日までの全体を通していかがでしたか。
美 「ぐれいすの担当者さんには“感謝”しかありません!すっごく喋りやすいお姉さんみたいで、打ち合わせはホントに楽しかったです。ウェディングとは全く関係のないプライベートなことも相談してしまいましたし。サプライズもリクエストしたのですが、私たちの考えに更にひと工夫してくれるところはさすがプロ!私たちのウェディングが成功したのは、その担当者さんのおかけです」
憂 「プロデュース料は57,750円でしたけど、完全にそれ以上の働きをしてくれました。結婚式以外のこともいろいろ話しましたしね(笑)」
― では、お二人のウェディングに点数をつけるとしたら何点でしょう。
憂 「俺は、準備の初めの頃は彼女(美沙子さん)まかせだったし、自分がやるべき事も当日の朝になってからやってたりしたので、60点以下だな。」
― ええーっ。もしかすると赤点?(笑)
美 「私は“文句なしの点”と言っていいです!自分に関してもぐれいすさんに対しても、大満足でマイナスになる要素は一切思い当りません」
憂 「そうだ、ぐれいすさんに関しては、当日の音響の担当の方が掛ける曲順を1か所だけ間違ってしまったことが残念でしたが、それ以外は満足してます。常に我々に近い距離にいて、話を聞いてくださったので…。」
― 最後に、先輩夫婦としてこれからウェディングをされるカップルにアドバイスを。
美 「結婚式や披露宴で、全員が参加でできるコトを取り入れるのは盛り上がりますのでおススメです。
それと、両親への手紙は、前日の夜などの直前に書いたほうがいいですね。感情が入って、両親への感謝の気持ちがどんどん出てきます。
あと、私はウェディング当日の前2日間、職場からお休みをもらったのですが、休みは5日は欲しかったな」
憂 「…それって、俺が手伝わなかったからだろ?(苦笑) …準備は彼女にまかせっきりだんですけど、それだと新婦の感情の起伏が激しくなるので、なるべく避けるべきです(笑)。準備は協力すべき。」
美 「そうそう!(笑) 彼にはせめて、ウソでもいいから興味があるふりをして『うんうん』とか『それ、いいね!』とか言って欲しいんです。それだけで新婦の心は晴れて、テンションが上がるんですよ」
― すごいテクニックを伝授していただきました!(笑) 本日はありがとうございました。